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編集後記

編集後記

長引く猛暑も過ぎ去り、本格的な秋に突入です。秋といえば「食欲の秋」「スポーツの秋」「芸術の秋」ですが、研究者にとっては春と並ぶ学会シーズン。研究者間の交流が増える時期となります。また、科研費申請やノーベル賞の発表もあり、忙しいながらも盛り上がる季節です。山中伸弥先生がノーベル生理学・医学賞を受賞されてから8年経ち、今夏はパーキンソン病に対するiPS細胞治療の臨床試験決定が報じられました。加齢黄斑変性に続く第二の臨床試験ということで、多くの国民の期待を集めています。近年ではiPS細胞を使った研究論文も頻繁に目にしており、その成果の大きさを研究現場でも実感しています。大きな成果を生み出すには個々人の能力や努力が必須であることはもちろんですが、人と人との縁もまた大事な要因ではないかと思います。全国の神々が出雲大社に集まり、人々の縁や来年の気象などを話し合うと言われる神無月。都医学研からも皆様に大きく貢献できる成果を生み出すことができるよう、多くの良縁に恵まれることを願いつつ日々精進してまいりたいと思います。(追願、来年はもう少し涼しくなりますように。)

(G.S.)

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