東京都医学総合研究所のTopics(研究成果や受賞等)

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TOPICS 2017

2017年12月13日

当研究所の田中啓二理事長が、第1回日本医療研究開発大賞(内閣総理大臣賞)を受賞し、首相官邸での表彰式において内閣総理大臣より表彰状及び記念品を授与されました。

12月13日(水)、当研究所の田中啓二理事長が、第1回日本医療研究開発大賞(内閣総理大臣賞)を受賞し、首相官邸での表彰式において内閣総理大臣より表彰状及び記念品を授与されました。同賞は、医療分野の研究開発の推進に貢献した研究者らに贈られるもので、政府が今年創設したものです。

田中所長は、特定のタンパク質を分解する酵素 「プロテアソーム」 を発見し、その構造と機能を解明しましたが、この研究成果ががん治療において使われる 「分子標的薬」 の開発につながった点などが、高い評価を受けました。

また、14日(木)には、同賞受賞に伴い、知事への報告を行いました。知事からは、第1回目の受賞ということで、名誉なことであるとのお言葉をいただきました。また、当研究所についての説明を行う中で、少人数の研究所であるにもかかわらず、高被引用論文数のランキングが高いことについても高く評価していただき、引き続き研究に邁進し、都民の医療と福祉の向上に寄与していただきたいとのお話がありました。

これに先立ち、11月25日(土)には、東京国際交流館において、記念講演会が開かれました。この聴講者は、同賞の趣旨が「我が国のみならず世界の医療の発展に向けて、医療分野の研究開発の推進に多大な貢献をした事例に関して、功績を称えることにより、国民の関心と理解を深めるとともに、研究者等のインセンティブを高める」ためのものであることから、スーパーサイエンスハイスクールの生徒や大学院生を対象とし、247名が参加しました。

講演会は、受賞講演として、田中所長より、「プロテアソーム~基礎研究が未来を拓く~」 を、続いて、特別講演として、2012年のノーベル生理学・医学賞受賞者である京都大学iPS細胞研究所の山中 伸弥 所長より、「iPS細胞がひらく新しい医学」 と、AMEDの末松 誠 理事長より、「AMEDのミッション:グローバルデータシェアリング」についてお話がありました。講演後には大変熱心な質疑応答があり、盛況のうちに講演会を終えました。

当研究所では、今後とも世界の医療の発展や都民の医療・福祉の向上に向けた研究開発を行っていきます。


田中啓二理事長photo

内閣総理大臣から授与された様子

田中啓二理事長photo

受賞者の集合写真

田中啓二理事長photo

知事との面談の様子

田中啓二理事長photo

記念講演会の様子


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