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開催報告

2019年度 第32回 サイエンスカフェ in 上北沢 (2019年11月23日実施)
「ウイルスって何? -ウイルスが引き起こす病気について-」

感染制御プロジェクトリーダー安井 文彦

yasui

毎年、人口の約1/10に相当する1000万人以上の人がインフルエンザに罹ると言われています。今回のサイエンスカフェでは、冬に注意が必要なインフルエンザウイルスを中心に、目に見えない小さな病原体であるウイルスが病気を引き起こすメカニズムや「予防・診断・治療」をテーマにサイエンスカフェを開催しました。

当日は、生憎の天候にもかかわらず、小学生のお子さんとそのご家族など多くの方に参加して頂ました。最初に「ウイルスとは何か?」について、自分自身だけでは増える事も出来ないウイルスが人に様々な病気を起こす事、風邪を含めると人は一生にうちに100回以上もウイルス感染症に罹る事をお話させて頂きました。小さな子供達がメモを取りながら真剣に話を聞いてくれたことは大変うれしくもあり、頼もしく感じました。体験イベントとしては、インフルエンザに罹ったかどうかを診断する為に実際に病院で使用されている検査キットを使って、「A型インフルエンザウイルス」か「B型インフルエンザウイルス」を検出して頂きました。病院で行われている検査を自分達で体験できたことからよく理解できて楽しかったとの意見を頂きました。また、基盤センターのご協力の下、電子顕微鏡でインフルエンザウイルス粒子の観察をおこないました。これまで見たことも無い大型の顕微鏡で目に見えないウイルスの「形」を見ることが出来たことも喜んで頂けたようです。インフルエンザに罹りやすい世代や重症化しやすい世代の方たちへの予防対策の重要性やワクチンを接種したからといって発症しないとは限らない理由など、お子さん達には少し難しい部分もあったかと思いますが、ご家族の方達のサポートもあり、一生懸命に理解しようとしていました。参加者の大人の方々からも研究員へ多くの質問を頂きました。参加者の皆さんがウイルスやその感染症に対してより理解を深めて頂く機会であったならば幸いです。

実験の様子
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