HOME刊行物 > Jan 2022 No.044

編集後記

編集後記

昨年、2021年ノーベル物理学賞は、真鍋淑郎博士が受賞しました。彼の受賞会見のコメントの一部を引用させていただきます。I think they are doing less and less curiosity-driven research than before. (日本の最近の研究は、以前より好奇心に駆られた研究が少なくなってきているように思う)。真鍋博士は、会見で言葉を丁寧に選びながら、日本の科学あるいは日本全体が抱える問題に対して、力強い言葉で本質を突く発言をされていました。

今号では、まさに都医学研の「Curiosity-driven」を体現するような研究紹介がなされております。所長と理事長の特集記事も含め、読み応え十分の内容をお楽しみいただけましたら幸いに思います。

本年こそは、都医学研シンポジウムやサイエンスカフェの場で、都民の皆様と対面でお会いできればと思っております。どうか、新型コロナがより一層収束に向かうことを祈って。

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