| 演者 | 清水 正樹 東京科学大学大学院 医歯学総合研究科 茨城県小児・周産期地域医療学 教授 |
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| 会場 | ハイブリッド(講堂+Zoom) |
| 日時 | 2026 年2月27日(金曜日)16:00~17:10 |
| 世話人 | 佐久間 啓 こどもの脳プロジェクト |
| 参加方法 | 詳細は事前に下記問合せ先までご連絡ください |
| お問い合わせ |
研究推進課 普及広報係 電話 03-5316-3109 |
炎症性疾患の病態において炎症性サイトカインは重要な役割を果たしており、臨床症状や検査値異常の多くはサイトカインの作用によって説明できる。近年TNFを中心とする炎症性サイトカインに対する分子治療法が臨床応用され劇的な効果が得られているが、このことからも炎症性サイトカインの重要性が理解される。
我々は炎症病態におけるサイトカイン過剰産生に注目し、様々な炎症性疾患に対して血清サイトカインプロファイル解析を行い、臨床症状が酷似している疾患(例:スチル病と川崎病など)においても、基礎疾患によりサイトカインの産生パターンが異なり鑑別診断に有用であること、またそれぞれの疾患のkey cytokineの血中濃度測定が重症化予測や病勢評価にも有用であることを明らかにした。
COVID19パンデミック以降、炎症性疾患の重症化機序としてサイトカインを標的として自己抗体の存在、サイトカイン産生に関わる免疫経路の遺伝的異常や多型が注目されている。
本講演では我々が独自の方法で継続的に行ってきたサイトカインプロファイル解析と免疫関連分子のアレイ解析からみた炎症性疾患の重症化病態とその臨床応用の可能性についてお示ししたい。