| 演者 | 山本 貴史 株式会社理研イノベーション/代表取締役社 東京大学エクステンション株式会社/代表取締役社長 国立大学法人東京大学・副理事(社会人教育) |
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| 会場 | 対面式(2BC会議室) |
| 日時 | 2026年3月9日(月曜日)16:00~18:00 |
| 世話人 | 青木 一正 知的財産活用支援センター |
| 参加方法 | 詳細は事前に下記問合せ先までご連絡ください |
| お問い合わせ |
研究推進課 普及広報係 電話 03-5316-3109 |
我が国における産学連携は、ライセンス件数、ロイヤリティー収入、大学発スタートアップの設立数など、定量的指標において着実な進展を遂げてきた。大学や研究機関においては、産学連携を専門的に担う組織や人材が定着し、技術移転、共同研究の設計・運営、さらにはスタートアップ創出支援に至るまで、実務的ノウハウの蓄積と体系化が進んでいる。また、これらを支える教育・人材育成プログラムも拡充され、産学連携はもはや特別な取り組みではなく、研究活動の重要な一部として認識される段階に到達したと言える。
一方で、こうした成果が社会構造や産業構造を大きく変革する「真のイノベーション」として結実しているかと問われれば、なお課題が残されているのも事実である。量的拡大の次に求められるのは、質的飛躍であり、産学連携を通じていかに長期的価値と社会的インパクトを創出するかという視点である。
本講演では、東京大学TLOおよび理研イノベーションにおける実務経験を踏まえ、共同研究、ライセンス、スタートアップ設立支援という三つの柱を軸に、これからの産学連携が果たすべき役割と進むべき方向性を考察する。産と学の関係性をいかに再定義し、新たなイノベーションの地平を切り拓くのか。その指針を提示したい。