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John Snowはなぜコレラを追い続けたのか -その足跡をたどる-

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演者 森田 一三
日本赤十字豊田看護大学 (教授)
会場 東京都医学総合研究所 2階講堂
日時 平成30年10月1日(月)15:45〜
世話人 西田 淳志 心の健康プロジェクトリーダー
参加自由 詳細は下記問合せ先まで
お問い合わせ 研究推進課 普及広報係
電話 03-5316-3109

講演要旨

ジョン・スノウは19世紀前半にイギリスで活躍した医師である。ジョン・スノウは麻酔について数々の業績を挙げたが、その一方で、疫学が感染症対策として有効であることを実践をもって示したことで知られている。この頃、コレラは空気感染すると考えられていた。しかし、ジョン・スノウは患者の発生状況や病態から、空気感染説に疑問を持ち、経口感染仮説を立てた。そして、ロンドンでコレラが流行した際、疫学的な手法を用いて経口感染仮説の正当性を示し、さらに感染を収束させた。ところで、ジョン・スノウがイギリスで頻繁に流行していたとは思えないコレラについて興味を持った理由は何であったのか。さらに、階級社会のイギリスで、最下層の階級の家庭に生まれたジョン・スノウが、なぜ医師となることができたのか、などいくつかの疑問が出てくる。そして、なぜ経口感染仮説にたどり着いたのか、それは何時の事なのか。コレラの原因となっている井戸を特定した後、なぜ、この井戸が危険であると張り紙をしたりせずに、ポンプの取っ手を外すよう地区の行政に働きかけたのか。ジョン・スノウの足跡をたどりながら、これらの疑問について考える。

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