東京都医学総合研究所のTopics(研究成果や受賞等)

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2022年3月9日
依存性物質プロジェクトの古田島浩子主任研究員が8th Congress of AsCNP2021 JSNP Excellent Presentation Award for AsCNP2021 を受賞しました。

8th Congress of AsCNP2021 JSNP Excellent Presentation Award for AsCNP2021を受賞

依存性物質プロジェクトの古田島浩子主任研究員が、「Prenatal exposure of GABAA receptor inhibitor picrotoxin causes ASD-like behaviors and aberrant gene expression in mice」により、8th Congress of AsCNP2021において、JSNP Excellent Presentation Award for AsCNP2021を受賞しました。

今回の受賞理由は、新しい自閉症モデルマウスを作製したことです。自閉スペクトラム症は、神経発達障害です。社会性障害を中核症状としますが、根治的な治療法がなく、病態解明や治療薬開発が求められています。本研究で、発育発達過程に重要なGABAA受容体シグナルを胎生期に阻害することで、生まれてきた仔マウスが自閉症様の症状を呈することを見出しました。特に嗅覚に関する経路に異常がある可能性が示唆され、今後の治療薬開発のための基盤となる研究です。

<論文名>
“Exposure to GABAA Receptor Antagonist Picrotoxin in Pregnant Mice Causes Autism-Like Behaviors and Aberrant Gene Expression in Offspring”
<発表雑誌>
Frontiers in Psychiatry
DOI:10.3389/fpsyt.2022.821354.
古田島浩子主任研究員

古田島浩子主任研究員

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