− この都医学研セミナーは終了しました。 −
演者 | 河内山 隆紀(ATR 脳活動イメージングセンター 研究員) |
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会場 | 東京都医学総合研究所 講堂 |
日時 | 平成26年4月19日(土)13:00~14:30 |
世話人 | 星 詳子 副参事研究員(ヒト統合脳機能プロジェクト) |
参加自由 | 詳細は下記問合せ先まで |
お問い合わせ |
研究推進課 普及広報係 電話(03)5316-3109 |
脳機能画像法は、脳機能の局在性の評価に威力を発揮してきたが、近年その関心は、機能領域を統合する領域間結合の評価へと広がり、脳領域間結合分析法が利用される機会が多くなっている。 最も単純な解析法は、fMRI時系列データに対する相関分析であろう。 その発展形としてのPsycho-Physiological Interaction(PPI)分析法は、特定の認知機能が領域間結合に与える影響を評価するために用いられる。 さらに近年、これらの手法を統合した解析法であるDynamic Causal Modeling (DCM)が提案され注目を集めている。 DCMは、複数の神経集団間の方向を持った結合を評価可能であり、さらに実験者が仮定した複数の神経回路モデルから最適なものを選択する機能も有している。
本セミナーでは、このような脳領域間結合分析法の基本原理を解説し、実践方法や応用研究などを紹介したい。