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演者 |
宮島 篤 東京大学分子細胞生物学研究所 発生・再生研究分野 (教授) |
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会場 | 東京都医学総合研究所 2階講堂 |
日時 | 平成30年2月14日(水)16:00~ |
世話人 | 原 孝彦 (幹細胞プロジェクトリーダー) |
参加自由 | 詳細は下記問合せ先まで |
お問い合わせ |
研究推進課 普及広報係 電話 03-5316-3109 |
肝臓は再生能を備えた臓器として知られており、その高い再生能により生体肝移植が可能となっている。肝臓の一部を外科的に切除した場合の再生は、基本的には残存細胞の肥大と増殖による。一方、肝毒素や胆管結紮などによる重篤な肝障害においては、門脈周囲に胆管様細胞が多数出現する胆管増生(ductular reaction)を伴って肝臓が修復/再生されることから、この胆管様細胞に肝臓の幹・前駆細胞(Liver progenitor cell, LPC)が存在すると考えられていた。しかし、近年の細胞系譜解析から、肝細胞の再生とLPCとの関係については活発な議論が続いている。肝臓の幹細胞は肝細胞と胆管上皮細胞に分化する増殖性の細胞と考えられているが、定常状態の肝臓および肝再生におけるにLPCおよび胆管増生の生理的意義について最近の研究を紹介したい。